あるエンジニアによる、別のエンジニアに関するコメント

エンジニアのアリスはオハイオ州で働いているが、ニューヨークで資格を持つ構造建築工学のエンジニアのサービスが必要になった。アリスはニューヨークのプロフェッショナル・エンジニア協会の秘書に連絡を取り、適切なエンジニアを推薦するよう依頼した。秘書はエンジニアのメンバーリストを閲覧してから、アンはどうかと提案した。その提案に従って、アリスはアンを雇った。
アリスはアンのサービスに満足できなかった。なかでも、アンは適切にコミュニケーションをとることが出来ないとアリスは確信していた。
アリスはこの状況にどう対処すべきだろうか。アリスは秘書に対し、彼の推薦が不適切だったことを伝えるべきだろうか。アリスは秘書に連絡するまえに、まずアンになにか言うべきなのだろうか。
アリスがアンに何も伝えずに直接秘書と連絡を取ったとしよう。その場合、秘書は何をすべきだろうか。

−NSPE事例96-10番からの改作

(訳　須長一幸　日本学術振興会特別研究員PD（北海道大学）)