業績
著書
- 久木田水生,神崎宣次,佐々木拓『ロボットからの倫理学入門』(名古屋大学出版会,2017年2月24日,ISBN:978-4815808686).担当箇所:「はじめに」,「第1章 機械の中の道徳 -- 道徳的であるとはそもそもどういうことかを考える」,「第5章 AI と誠 -- ソーシャル・ロボットについて考える」,「第7章 良いも悪いもリモコン次第? -- 兵器としてのロボットについて考える」
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- 直江清隆,盛永審一郎編,直江清隆,盛永審一郎,綾部広則,伊勢田哲治,入江信一郎,打田憲生,大石敏広,金光秀和,神里達博,北野孝志,久木田水生,蔵田伸雄,黒田光太郎,小出泰士,小林睦,今野裕之,斎藤了文,杉原佳太,鈴木俊洋,瀬口昌久,寺本剛,戸田山和久,林真理,比屋根均,藤木篤,本田康二郎,増渕隆史,松原克志,宮島光志,宮林正恭,渡邊嘉男著,『理系のための科学技術者倫理』(丸善出版,2015年6月10日),担当箇所:9章3節「ロボットの道徳」(pp. 168-9).
- 伊勢田哲治、戸田山和久、村上祐子、調麻佐志編,伊勢田哲治、戸田山和久、村上祐子、調麻佐志、青木滋之、久保田祐歌、三浦俊彦、菊池聡、元吉忠寛、井上研、鈴木真奈、上村崇、出口康夫、久木田水生、平山るみ、吉満昭宏、岩崎豪人、北島雄一郎、奥田太郎、宗像慎太郎著『科学技術をよく考える』(名古屋大学出版会,2013年4月15日).担当箇所:ユニット5「血液型性格診断」課題文(pp. 116-129)(元吉と共同執筆)、スキル4-2「リスク分析」(pp. 101-104)、コラム2「推論のタイプ」(pp. 55-57)
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論文
- Arisa EMA, Naonori AKIYA, Hirotaka OSAWA, Hiromitsu HATTORI, Shinya OIE,
Ryutaro ICHISE, Nobutsugu KANZAKI, Minao KUKITA, Reina SAIJO, Otani TAKUSHI, Naoki MIYANO, and Yoshimi YASHIRO. ``Future Relations between Humans and Artificial Intelligence: A Stakeholder Opinion Survey in Japan''. IEEE Technology and Society Magazine, Vol. 35, No. 4, pp. 68-75, 2016.
- 江間有沙,秋谷直矩,大澤博隆,服部宏充,大家慎也,市瀬龍太郎,神崎宣次,久木田水生,西條玲奈,大谷卓史,宮野公樹,八代嘉美「運転・育児・防災活動,どこまで機械に任せるか:多様なステークホルダーへのアンケート調査」,『情報管理』,59巻5号,322-330,2016,doi:10.1241/johokanri.59.322
- Minao Kukita, ``Differences between artificial intelligence and artificial morality'' in Applied Ethics: Security, Sustainability and Human Flourishing, 27-37, 2015. The whole volume can be downloaded here (PDF, 1,712 KB)
- Minao Kukita, ``Another case against killer robot'' in Sociable Robots and the Future of Social Relations: Proceedings of Robo-Philosophy 2014, Frontiers in Artificial Intelligence and Applications, Volume 273, Amsterdam: IOS Press, Dec. 2014, pp. 291-295. DOI: 10.3233/978-1-61499-480-0-291.
- Minao Kukita, ``Can robots understand values?: Artificial morality and ethical symbol grounding,'' in Proceedings of 4th International Conference on Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, Feb. 2014, pp. 65-76.
- 久木田水生「人工知能、ロボット、知性」(『社会と倫理』,第28号、2013年11月、pp. 51-65)→『社会と倫理』,第28号ウェブ版.
- 池田真治,伊藤遼,久木田水生「タイプ理論の起源と発展」(『哲学論叢』,第38号,2011年8月,S49-S60).(京都大学のレポジトリ).
- 久木田水生「数学における公理,証明,定理の役割――検証主義的意味論の観点から」(『アルケー』,第19号,2011年6月,87-98)
- 久木田水生「総合倫理学(synthetic ethics)に向けて」(京都大学のレポジトリ)(『PROSPECTUS』,第12号,2009年12月, 96-105)
- 久木田水生「ロボット倫理学の可能性」(京都大学のレポジトリ)(『PROSPECTUS』,第11号,2008年12月,1-10)
- 久木田水生「表示的意味論」(京都大学のレポジトリ)(『哲学論叢』,第35号,2008年9月,189-198)
- 久木田水生「人工知能の人工生命への接近」(京都大学のレポジトリ)(『PROSPECTUS』,10号,2007年12月,45-57)
- 久木田水生「フレーゲの論理主義再考――数学的帰納法の導出を例として」(『人文知の新たな総合に向けて』,2007年3月,167-191)
- 久木田水生「パースと人工知能」(『大航海』,第6号,2006年,131-139, 新書館).
- 久木田水生「帰納論理プログラミング」(京都大学のレポジトリ)(『哲学論叢』,第33号,2006年,103-113)
- 久木田水生「ラッセルの論理主義における非基礎付け主義」[pdf](『哲学研究』,第581号,2006年, 54-69)
- 久木田水生「フィクションの中のロボット――ホワイダニットのジレンマとロボット工学三原則」(京都大学のレポジトリ)(『PROSPECTUS,第8号,2005年,52-64)
- 久木田水生「ラッセルの論理主義」(京都大学のレポジトリ)(課程博士論文,京都大学大学院文学研究科,2005年)
- 久木田水生「ラッセルの記述の理論とタイプ理論の関係について」(京都大学のレポジトリ)(『哲学論叢』,第32号,2005年,48-59)
- 久木田水生「数学者は自由か?――G・カントールの無限論と形而上学」(関西哲学会年報『アルケー』,通巻38号,2003年,82-92)
- 久木田水生「無限と再帰」(京都大学のレポジトリ)(『哲学論叢』第27号,2000年,62-73)
学会発表
- 久木田水生「ロボットのとまどい:共生か脅威か」(人間・環境学会第107回研究会「ロボットはいかなる環境になりうるか――その可能性と課題」,近畿大学,2015年7月11日)(招待講演)
- 久木田水生「人工知能は道徳的になりうるか,あるいはなるべきか」(人工知能学会第29回全国大会,オーガナイズドセッション「汎用人工知能とその社会への影響」,公立はこだて未来大学,2015年5月30日-6月2日)(招待講演).スライド(PDF).
- 久木田水生「If-thenismを擁護する」(応用哲学会第7回年次大会,東北大学,2015年4月25-26日)
- Minao Kukita, ``The difference between artificial intelligence and artificial morality'' (the 9th International Conference on Applied Ethics, Oct. 31-Nov. 2, Hokkaido University, Japan). The handout (PDF).
- Minao Kukita, ``Dynamic Meinongian logic for descriptions,'' (The 2nd Conference on Contemporary Philosophy in East Asia, August 28-29, 2014, Kyoto University, Japan). Here is the draft (pdf) and the presentation (pdf).
- Minao Kukita, ``Another case against killer robots,'' (Robo-Philosophy 2014 --- Sociable Robots and the Future of Social Relations, Aug. 20-23, Aarhus Universitet, Denmark). Here is the presentation (pdf).
- Yuta Hashimoto, Susumu Hayashi, Makoto Ohura, Minao Kukita and Kenro Aihara, ``The SMART-GS Project An Approach to Image-based Digital Humanities,'' (Digital Humanities 2014, July 7-12, Université de Lausanne)
- 久木田水生「ロボット兵器と道徳的行為者性」(日本哲学会第73回大会,ワークショップ「戦争とロボットについての応用哲学的考察」、北海道大学、2014年6月28-29日)
- 久木田水生「言語行為としての数学」(応用哲学会第6回年次大会,ワークショップ「数学に対するオルタナティブアプローチ」、関西大学、2014年5月10-11日)。配布資料(pdf)。
- Minao Kukita, ``What does it really matter with moral robots?'' (8th International Conference on Applied Ethics, Hokkaido University, Oct. 31-Nov. 2nd, 2013)
- Minao Kukita, ``Is it moral to let robots act morally?'' (The 18th International Conference of the Society for Philosophy and Technology, Panel ``Social Implementation of robots in Japan and its ethical implication'', ISEG, Technical Universty of Lisbon, July 4-6, 2013)
- 久木田水生,林晋,大浦真「SMART-GS ― 史料研究のためのソフトウェアツール」(応用哲学会第5回年次大会,ワークショップ「デジタル・ヒューマニティーズの現在」,南山大学,2013年4月20-21日)
- Minao Kukita, ``Can robots understand values?: Artificial morality and ethical symbol grounding'' (Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, Kobe University, April 6-7, 2013)
- 大浦真,林晋,久木田水生「SMART-GS: 文献研究のためのソフトウェアツール」(ポスター発表,言語処理学会第19回年次大会,名古屋大学、2013年3月13-15日)
- Susumu Hayashi, Kenro Aihara, Minao Kukita and Ohura Makoto"SMART-GS system: a software for historians by historians"(Japan Association for Digital Humanities, Tokyo University, Tokyo, Sept. 15-17, 2012)
- Minao Kukita, "Intuitionistic if-thenism: Mathematical structuralism from the intuitionistic point of view"(The First Conference for Contemporary Philosophy in East Asia, Academia Sinica, Taipei, Sept. 7-9, 2012)
- 久木田水生「人工道徳は倫理学にどのような影響を与えるか?」(応用哲学会第4回年次大会,ワークショップ「ロボットの倫理学と技術哲学」,千葉大学,2012年4月21-22日)。スライド(pdf)
- 久木田水生「余論理式の意味と証明」(科学哲学会,大阪市立大学,2010年11月27-28日)
- 久木田水生「数学における公理,証明,定理の役割」(関西哲学会,同志社大学,2010年10月)
- 久木田水生「数学的言明の意味--証明論的意味論の観点から」(応用哲学会第2回年次大会,北海道大学,2010年4月24-25日)
- 久木田水生「構造主義と圏論」(科学基礎論学会,大阪市立大学,2009年6月13-14日)
- 久木田水生「記号接地問題とミリカンの意味理論」(関西哲学会,京都大学,2008年10月)
- 久木田水生「構成主義的に見る数学的構造」(科学基礎論学会,東京電機大学,2008年6月21-22日)
- 久木田水生「フレーゲの論理主義再考」(科学基礎論学会,鳥取大学,2007年6月16-17日)
- 久木田水生「非‐基礎付け主義的な論理主義」(科学哲学会,東京大学,2005年12月3-4日)
- 久木田水生「選択公理とバナッハ=タルスキの定理に見る,数学における形式的推論と直観の協働」(日本哲学会,上智大学,2001年5月)
- 久木田水生「無限と循環の論理」(科学基礎論学会,慶應義塾大学,2000年6月17-18日)
その他の講演
- Minao Kukita, ``Responsibility in the Age of Autonomous Machines'' (IEEE Workshop on Advanced Robotics and its Social Impacts, Howard Johnson Hongqiao Airport Hotel, Shanghai, July 7-10, 2016). The presentation.
- 久木田水生,「人と技術の複雑な関係〜過去から未来へ〜」,JST社会技術研究開発センター(RISTEX)第13回社会技術フォーラム〜新領域に関する社会との対話〜「人と情報のエコシステム〜情報技術が浸透する超スマート社会の倫理や制度を考える」,丸ビルホール,2016年2月17日.
- 久木田水生,「分析実存主義とは何か:分析哲学の進歩,あるいは退廃」(名古屋哲学会,南山大学,2015年12月19日)(招待講演).配布資料を修正したもの(2016年5月11日更新)(PDF).
- 久木田水生,「メディアとしてのロボット」(サイエンスアゴラ,キーノートセッション「サイバー社会の未来:欧州と日本の見解」,日本科学未来館,2015年11月14日)(招待講演).スライド(PDF).
- 久木田水生,「機械の中の道徳」(モバイル・コンテンツ・フォーラム・セミナー「モバイルビジネスの発展を実現する人工知能の活用とは」,株式会社ドワンゴ,2015年10月20日)(招待講演).スライド (PDF).
- 久木田水生,「機械,労働,人間」(AI社会論研究会,株式会社grooves,2015年7月28日)(招待講演)
- Minao Kukita, ``Morality, emotions, and ethical symbol grounding'' (A Symposium for Technology and Humanity, Nagoya University, July 26th, 2015)
- 久木田水生「Who cares?」(日本ロボット学会 ロボット哲学専門委員会,名古屋大学,2015年7月24日)(招待講演)
- 久木田水生、「SMART-GSプロジェクト――歴史的文献研究のためのソフトウェアシステムの構築」(名古屋大学大学院文学研究科附属「人類文化遺産テクスト学研究センター」公開セミナー、名古屋大学、2014年9月15日)(招待講演)。配布資料(pdf)
- Minao Kukita, ``Has the symbol grounding problem been solved or not?'' (Kyoto-NUS Workshop on Applied Philosophy, National University of Singapore, Feb 19, 2014). The presentation (pdf).
- 久木田水生「SMART-GSの概要」(Telugu文字解読ワークショップ、京都大学清風荘、2013年7月31日)(招待講演)
- 久木田水生「ロボットは価値的記号を理解できるか」(京都生命倫理研究会、京都大学、2012年12月25日)。配布資料(pdf)
- 久木田水生、林晋、大浦真「SMART-GS:歴史的文献研究のためのソフトウェアツール」(白眉センター&応用哲学・倫理学教育研究センター共催セミナー「デジタルヒューマニティーズの現在」、京都大学、2012年12月10日)。スライド(pdf)
- 久木田水生「SMART-GSネットワーク版による共同翻刻」(経済学史学会2012ヤングスカラーセミナー、大阪学院大学、2012年12月1日)(招待講演)
- 久木田水生「記述句の多義性」(科学哲学会サテライトイベント「論理と数学の哲学」、星陵会館,2011年11月)(招待講演)
- 久木田水生「余論理式、再帰型、循環型言語」(京都科学哲学コロキアム、京大会館、2011年7月30日)。スライド(pdf)
- Minao Kukita ``On what robot ethics can be'' (大阪大学GCOE「認知脳理解に基づく未来工学創成」,第28回創成塾、大阪大学、2011年2月17日)(招待講演)
- 久木田水生「検証主義はいかにして数学の公理の意味を説明しうるか」(京都科学哲学コロキアム、京大会館、2011年1月30日)。スライド(pdf)
- Minao Kukita ``How to prove a coformula'' (Logic Seminar Series, Melbourne University, Sept. 10, 2010). The presentation (pdf)
- Minao Kukita ``A non-model theoretic realism in mathematics'' (京都・数学の哲学研究集会、京都大学、2009年5月16日). The handout (pdf)
- Minao Kukita ``Structuralism and category theory'' (Workshop for Category Theory, Kyoto University, Mar. 12, 2009). The handout (pdf)
- Minao Kukita, ``A general framework for evaluating description sentences'' (Workshop for Non-Classical Logics, Kyoto University, June, 8, 2009)
- 久木田水生「証明と推論の機械化」(「計算の哲学」夏の研究集会、大原山荘、京都、2007年8月6日)。スライド(pdf)。この中で参照されているプログラムはこちら(zip、中身はjavaのソースファイル)
- 久木田水生「ラッセルの記述の理論とタイプ理論の関係について」(京都大学文学部21世紀COEプログラム PaSTA主催``On Denoting''100周年記念ワークショップ、京都大学、2005年6月25日)
翻訳
- アンディー・クラーク著,呉羽真,久木田水生,西尾香苗訳『生まれながらのサイボーグ――心・テクノロジー・知能の未来 (現代哲学への招待 Great Works)』(春秋社,2015年7月24日).ISBN-10: 4393323521,ISBN-13: 978-4393323526.原著はAndy Clark, Natural-Born Cyborgs: Minds, Technologies, and the Future of Human Intelligence, Oxford University Press, 2003.
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- グレアム・プリースト著、久木田水生・藤川直也訳『存在しないものに向かって――志向性の論理と形而上学』(勁草書房、2011年).ISBN-10: 4326102071,ISBN-13: 978-4326102075.原著はGraham Priest, Towards Non-Being: The Logic and Metaphysics of Intentionality, Oxford University Press, 2005.
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書評
その他
- 久木田水生「軍拡競争の論理を超えて」,『人工知能』,31巻5号,616-617,2016年(論説,依頼原稿)
- 久木田水生「機械の中の道徳」, 情報処理,57巻10号,962-963, 2016年(論説,依頼原稿)
- インタビュー記事「過熱するAIロボットブーム。本当に世界を変えたい起業家に必要な冷静さとは」,Catalyst,井上美穂著,http://ja.catalyst.red/articles/ai-minao-kukita