工学倫理教育の今後の展開のための少し大きな研究会を目指す。特に日本で独自に多様な教科書が作られている現状を基にして、どのようなカイゼンの方向性があるかを探る。 そのために、どういう目的で、どういう人を念頭において教科書が作られたかとか、それはどのような章立てなどに反映されているかを著者や編集者に語ってもらう。そして、その教科書を使った人、読んだ人にその感想を聞くことを通じて、問題点を明示する。それを、改訂版のための材料としてもらう。また、教科書を使っている人にとっては、どの教科書がどのような特徴を持つかを知ってもらう。 これらを通じて、工学倫理の教科書にとってどのような標準化が可能であるかとか、どのような問題点を大学で更に教えるべきかということが、具体的に明示化されることを目指す。
単純な本の合評会というよりも、本という具体的材料を使って、日本の技術者倫理をさらに深く考える機会にする。批判よりも、ブレーンストーミングの機会を技術系を含む多くの人に与えるというスタンスになっている。そのため、研究会のやり方は、まず誰かに本の批評をしてもらって、それに著者や編集者が答える。その後聴衆と一緒に議論する。というものです。 また、様々な関係者が集まることが期待されるので、そこでいわば、教科書という具体的題材を使った交流会を目指している。 研究会後、近くの居酒屋で懇親会も予定している。
千里山キャンパスマップは、 http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/mapsenri.html です。 社会学部の教室は、このマップでは、Dという字のあるところです。その下の、28あたりにある入り口から入ると、右手方向にエレベータがあります。教室は、3505です。5階です。5階に上がれば、直ぐ分かります。
名古屋大学情報科学研究科
伊勢田哲治(iseda_@_is.nagoya-u.ac.jp)
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