エイズやガンの化学療法剤として有効なアンチセンス核酸の経済的大量供給法として、従来法の最大の欠点であった「鍵反応として高価で、生物毒性の高いテトラゾール系化合物を大過剰量いなければならない」問題点の解決法として、反応進行中に生成し、促進剤を失活させるアミンを物理的に除去する方法を考案し、促進剤の触媒化を実現した(J. Am. Chem. Soc. 1997, 119, 11758-11762)。