イベント情報
【科学酒場】の詳細情報です.
お誘い合わせのうえ是非ご参加ください.みなさんのご参加お待ちしております.
日 時
2010年 9月10日[金] 19:00〜
場 所
カルヴァドス
電 話:052-733-8467
住 所:名古屋市千種区内山3-20-6
道 案 内
名古屋市営地下鉄東山線・JR中央線「千種駅」下車.地下鉄「千種駅」3番出口より徒歩5分.
進行方向へ2つ目の信号左折し直進(千種正文館の西の道)、北へ3ブロックくらい行ったどんぐり広場を過ぎてすぐ左手.ツタのある緑のドアが目印です.
参加方法
事前の申し込みは必要ありません
今回は誰でも参加自由です.ですから、ぎゅー詰めになって座れなくなっても、それはそれで楽しんじゃおう!という精神でお越しください.
参 加 費
1000円(ワンドリンクと小皿付き)
ゲストサイエンティスト
黒田光太郎さん
(名城大学学長室教授)
プロフィール|1979 年九州大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得退学。米国留学を経て1983 年から名古屋大学に勤務。1997年大学院工学研究科教授。その後、教養教育院教授、高等教育研究センター長を併任。2010年3月名古屋大学早期退職、4月名城大学教授。技術史・技術革新論、科学・技術の倫理、材料科学工学など分野に関心を持っている。
話 題
鉄、デモクラティック・マテリアル われわれは多くの材料を利用して生活している。その中で最も身近で使用量の多い材料は鉄であろう。21世紀の現代においても、われわれは依然として鉄器文明のなかで生きている。 イギリスの科学史・技術史の研究者のS.リリーは第二次世界大戦後のすぐあとの1948年に『人類と機械の歴史』を出版している。この本の第3章は、Iron, the democratic metal(鉄−民主的金属)というタイトルであり、リリーは石器文明、青銅器文明そして鉄器文明と、人間と道具・機械の関係が進化する中で、鉄の持つ意味をとらえて「民主的金属」と名づけており、鉄の使用がアテナイの民主主義につながることを指摘している。 20世紀には様々な材料が生まれ、人間生活は大きく変化し、豊かさを享受するようになった。それとともに、材料の大量生産、大量消費、大量廃棄は深刻な環境問題を引きこした。こうした状況の中で、鉄は最も大量に使用される材料のひとつでありながら、環境調和性を失っていない、人間と最も親和性のある材料であろう。そうした現在の鉄をデモクラティク・マテリアルと捉えることを提案したい。 ■チラシの閲覧・ダウンロードはこちらからできます. 科学酒場[10. 9. 10]のチラシ[PDF] 主 催 : カフェシアンティフィーク名古屋 協 力 : カルヴァドス
備 考