科学喫茶
2006年9月2日午後3時から三省堂名古屋テルミナ店カフェコーナーにて行われました.
ゲストサイエンティストは名古屋大学大学院理学研究科 天体物理学研究室の福井康雄さん.
テーマは「大宇宙の誕生」
この三省堂名古屋テルミナ店カフェコーナーで、カフェシアンティフィーク名古屋主催のイベントが行われるのは、2006年4月のサイエンスカフェ@名古屋に続き2回目ということになります.
整理券の配布は午後2時からでしたが、2時前から整理券を求める人の列ができていました.
冥王星が惑星というカテゴリーから外されたというニュースの直後ということもあり、比較的とっつきやすい“天文”がテーマとなった今回の科学喫茶[サイエンスカフェ]には、小学生・高校生からお年寄りまで老若男女問わずさまざまな方に参加していただきました.おかげで満席となり、カフェの外から立ち見している方もいるほどでした.
前半の1時間は、電波望遠鏡「なんてん」の観測結果などさまざまなデータをもとにしたスライドを用いた宇宙誕生についてのお話がメインでした.福井さんはマイクを持ちながらカフェ中を歩き回り、参加者の前に立ち、目をじっと見てお話されているその姿がとても印象的で、「もっと税金や寄付金があれば、よりよい観測ができます」などなどジョークも交えながら話は進んでいき、あっと言う間に1時間が経過しました.
小休憩をはさみ、後半は質問タイムに充てられました.参加者のみなさんからは、「第2の宇宙はあるの?」「宇宙の果てはどうなってる?」「ブラックホールのなかに入ったらどうなるの?」などのいろいろな質問が出され、福井さんが軽快に質問に答えていきました.
科学喫茶終了後にはカフェの前で福井さんの最新刊のサイン会が行われました.